今月30日から屋内でのマスク着用が「義務」から「勧告」に緩和されます。
これで政府レベルのマスク着用義務は、2020年10月に導入されてから27か月ぶりにほとんど解除されることになりました。
韓国の中央防疫対策本部は20日、今月30日から医療機関や薬局、感染リスクの高い施設、公共交通機関を除いた場所での屋内マスク着用の義務を勧告に切り替えると発表しました。
感染リスクの高い施設には、療養病院・長期療養機関、精神健康増進施設、障碍者福祉施設が、公共交通機関には、バス、鉄道、都市鉄道、旅客船、タクシー、航空機、貸し切りバス、特殊旅客自動車などが含まれました。
これらの場所を除いて、屋内でマスクを着用しなかった場合に科される10万ウォンの過料も廃止されました。
韓悳洙(ハン・ドクス)国務総理は20日、政府ソウル庁舎で主宰した新型コロナウィルス中央災難(災害)安全対策本部の会議で、「昨年12月に定めた屋内マスク着用義務解除のための4つの指標のうち、『感染者発生の安定化』、『重症者数と死者数の減少』、『安定的な医療対応能力』の3つが基準を満たし、対外リスク要因も十分に管理可能な水準と判断した」と説明しました。
続けて、「旧正月連休(21日~24日)は帰省や旅行など移動が増加することや対面での接触が増えることを踏まえ、緩和の時期は連休後とした」と明らかにしました。
韓国政府は2020年10月13日、不特定多数が利用する施設などでのマスクの着用を義務化しました。その後、防疫当局は屋外でのマスク着用義務を、昨年5月2日と9月26日の2回にわたって全面解除しました。
Source: Korea.net, Indoor mask-wearing rule to be eased from Jan. 30 (https://www.korea.net/NewsFocus/Society/view?articleId=227777)