韓国コンテンツ(Kコンテンツ)の消費が世界的に増え、2022年の「韓流収支」が過去最大の黒字を記録しました。
韓国銀行が6日に発表した「音響・映像及び関連サービス」統計によると、22年の海外からの収入は17億200万ドル(約2310億円)で、前年比47.9%増加しました。
海外への支払いは4億6700万ドルで、前年比9.7%増となりました。
昨年の黒字は12億3500万ドルを記録。支出は大きく変わらなかったのに対し、収入は大幅に伸びたため、統計を取り始めた2006年以来、最大の黒字となりました。
音響・映像及び関連サービス収支は、テレビ番組、映画、ラジオ、ミュージカル、音楽などのコンテンツ関連で海外からの収入と海外への支払いを比較したもので、「韓流収支」とも呼ばれます。
BTS、BLACKPINKといったK-POP歌手が、アジアを超えて世界で人気を博している上に、ネットフリックスなどの動画配信サービスの拡大を受け、韓国映画やドラマなどが世界市場で注目されていることが挙げられます。
2021年には「イカゲーム」が、2022年には「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」がネットフリックスで大ヒットしました。
韓国政府がKコンテンツ制作を積極的に支援することもあります。
文化体育観光部は去年12月、「放送映像産業振興の中長期計画」(2023~2027年)を発表し、放送映像産業の売上高を2027年までに30兆ウォン(約3兆1500億円)程度に引き上げることを目指し、技術普及や人材育成、制作基盤づくりを後押しする意向を示しました。
Source: Korea.net, Hallyu’s current surplus last year posted record-high KRW 1.6T