格付け大手のフィッチ・レーティングスは13日(現地時間)、韓国の国債格付けを上から4番目の「AAマイナス」に据え置き、見通しを「安定的」に維持すると発表しました。
同社は、2012年に韓国の格付けを「A+」から「AAマイナス」へと上方修正して以来、同じ格付けを維持しています。
また、韓国の今年の国内総生産(GDP)成長率を1.2%と見通しました。
フィッチは「北朝鮮をめぐる地政学的リスク、ガバナンス指標、高齢化による構造的な問題などがあるが、対外的な健全性やマクロ経済上の成果、輸出の勢いなどを反映した」と説明しました。
輸出は半導体などを中心に、今年の上半期までは低迷すると予想しました。高い金利も投資や消費に悪影響を与える見ています。
ただ、今年の下半期から景気のモメンタム(勢い)が回復に転じ、来年の成長率は2.7%になると予想しました。
企画財政部は「健全な韓国経済の状態に対する肯定的な評価が再確認された。特に、政府の財政健全化に向けた努力に支えられ、その評価が持続的に改善された」と説明しました。
Source: Korea.net, Fitch keeps sovereign rating at ‘AA-,’ expects 1.2% growth this year