文化体育観光部は22日、チャットGPTと代表される生成人工知能(AI)技術に対応する文化・制度・産業の基盤づくりに向けた3つのウォーキンググループを発足すると発表しました。
著作権制度の改善、「韓国語が上手なAI」のための韓国語コーパス学習、コンテンツ創作と産業でのAI活用の3つの分野です。
まず、同部は、AI技術の発展による著作権制度の改善方向を議論するため、24日、AI-著作権法制度改善ウォーキンググループを発足し、9月まで運営します。
学界や法曹界、AI産業界やクリエイターなどからなる同ウォーキンググループは、AI学習データに使用される著作物の円滑な利用方法、AIで作られたモノが持つ法的地位の問題及び著作権の認定可否、AI技術を活用する際に発生する著作権侵害やこれに対する責任規定などについて議論します。
また、同部と国立国語院は、「韓国語が上手なKチャットGPT」の開発を支援するため、23日、質の高い韓国語コーパス構築に向けたウォーキンググループを発足させます。
最近、世界的な話題を呼んでいるチャットGPTが英語圏で開発され、韓国語対応が少し足りないとの反応があり、AIの韓国語学習のための高品質なコーパスの必要性が提起されていました。
3月から8月まで、AI技術の開発に必要なコーパス需要を把握し、2027年までに韓国語の特性を反映した高品質のコーパスを集める予定です。
まず、今年中に韓国型チャットGPTが開発できるよう、25種類、約1億2000万語節の韓国語コーパスを構築して配布する。AI言語モデルが韓国語をよく理解して生成しているか、韓国の社会文化に関する知識を持っているかなどを検証する評価システムを試験運営する予定であります。
同部は、コンテンツ産業分野でのAI活用に向け、韓国内でAI分野のパイオニアといわれるキム・ジンヒョン韓国科学技術院名誉教授など関係者9人で構成された「コンテンツ分野AIタスクフォース」を作りました。
このTFチームは、生成AIがコンテンツ産業分野に与える影響や、様々なイシューを把握し、コンテンツ産業に適用できる事例を調査・分析し、政策を提案します。AIコンテンツ人材の育成策も模索します。
Source: Korea.net, Culture Ministry lays the foundations for a ‘K-ChatGPT with fluent Korean abilities’